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【日本画】佐藤宏三画伯 「雲流る」美瑛

税込500,000円/7,500pt

税抜 454,545円

【送料・その他】 全国一律 3,000円

日本画家 佐藤宏三画伯
日本画「雲流る」M8号

美しい景観を要する北海道 美瑛の広大な丘陵地帯を、伝統的な日本画にて描いた作品です。
広大な空間に点在する家屋や遠景の林と樹々。
連なる畑の緑の中にポツンとみえる小さな赤い屋根。
そのコントラストがとても美しい作品です。

日常から離れた広大な自然と澄んだ空気をじっくりとご堪能ください。

※ご注文をいただいてから丁寧に梱包して、保険をかけて発送いたします。
作品の到着まで1週間程度お時間をいただきますが、お楽しみにお待ちください。

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【作品解説】

〜「雲流る」について〜

美瑛は、広大な丘陵地帯が様々な農作物によって彩られ、まさに北海道を代表するような美しい景観の町です。
町のあちこちに見晴らしの良いビュースポットが案内され駐車場もあります。ここは新栄の丘というビュースポットから赤い屋根の家を見下ろした景色です。

麦やネギなど緑の丘陵の中の赤い屋根は、まさに紅一点の彩りを添えてくれています。この景色の演出のため赤い屋根は定期的に塗り替えられているようです。

流れる雲の影が、なだらかな丘の緑の濃淡を舐めるように変化させてました。
この絵をご覧になられる方にも、雲が流れる爽やかな風を感じてもらえればと思って描きました。

 佐藤宏三

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作家のご紹介

【佐藤宏三】日本画家
東京藝大を経て、文化勲章受賞の日本画家・加山又造画伯に師事。
元々遠近感、立体感、のある風景画を得意として実績を上げてきたが、近年は風景画だけにとらわれず日々遭遇する日常の中から「本物」を描き続ける視点が、リアルな存在感のある作風の基盤となっています。

日本ならではの日本画。
日本画家としての活動を通じて「それぞれの国や地域の風土で歴史を重ねた伝統文化が、その国や地域に一番適してる」という認識をあらたにし、技術や画風だけを追求するものではなく、どういう思想信条を持って作品に込められるかが大事として制作活動中。

常に画題やテーマにより素材を厳選、緻密な構想のもと、メッセージ性の強い作品を制作しています。

【公式サイト】https://kozo-sato.art/

略歴
1966年 岩見沢市生まれ
1985年 北海道岩見沢東高校卒業
1991年 東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業
1993年 同大学院修士課程修了 加山又造氏に師事
     埼玉県川口市にアトリエをかまえる

受賞歴
2022年   11th Discover The One Japanese Art 2022 in Paris Espace Cinco Paris
       グランプリ受賞

2023年   令和5年度 国際芸術文化賞(一般社団法人日本文化振興会)受賞
       RBA(英国王立美術家協会)名誉客員会員認定
       令和5年新時代日仏友好親善大賞

個展・企画展
1997〜04年 お茶の水 世界観ギャラリー 計4回
2003年    丸善・日本橋店ギャラリー
2006〜18年 丸善・丸の内本店ギャラリー 計6回
2012〜15年 大丸札幌店美術画廊   計2回
2015年   「岩見沢の美術セレクトⅤ展」絵画ホール
2017年   「甲州と南部を愛する日本画家たち」
        日本画三人展 南部町立美術館
2020年    岩見沢市絵画ホール 佐藤宏三日本画展
2021年    銀座ギャラリー・シアカ
2022年   「山梨の息吹」日本画四人展 山梨市根津記念館
       Japan Art Fair Cool Japan Movement in New York Gallery Max New York
       11th Discover The One Japanese Art 2022 in Paris Espace Cinco Paris
2023年   MINERVA 2023 京都市京セラ美術館/ LONDON MALL GALLERIES
       国際平和美術展 金沢21世紀美術館/ハノイ ベトナム国立美術博物館
       名古屋芸術祭和楽 愛知県美術館
       ダ・ヴィンチとの共鳴展 FRANCE CLOS LUCE Leonardo da Vinci Park
       ART BLEND 2023 in Firenze FIRENZE FIERA

主な仕事
1992年から現在に至るまで句誌「夏至」の表紙絵を担当
2007年    丸善カレンダーに採用
2006,08年 「春秋長谷寺屏風」東京都江戸川区 泉福寺
2010,18年 「紫陽花屏風」「紅葉屏風」鎌倉 長谷寺
2012年   「春の長谷寺屏風」岩見沢市 長高寺
2013年   「久遠寺のしだれ桜」埼玉県久喜市 常薫寺
2014年   「キャンジン・ゴンパの朝」岩見沢市に寄贈
2014年   「龍雲図」仁王門天井板絵 松前町 光善寺
2014年   「頂相」前住職肖像画 岩見沢市 明心寺
2016年   「総本山長谷寺 第八十五世化主」肖像画
2016年   「布袋尊像」東京都 谷中七福神 修性院
2017年    能舞台鏡板「老松」岩見沢市 浄土寺
2019年   「平成の防人」揮毫雪洞 靖国神社
2020年   「地獄極楽変相図」岩見沢市 明心寺
2021年   「僕たちのヒーロー」揮毫雪洞 靖國神社
       「岩見沢田園図屏風」岩見沢市に寄贈
2022年   「両國國旗が似てる理由」揮毫雪洞 靖國神社
2023年   「大恩人」揮毫雪洞 靖國神社

当店は、アート作品他、様々な学びのコンテンツを提供しています。

日本の伝統芸術「日本画」、身近な画材「鉛筆画」「色鉛筆画」や「ウッドバーニング」「ディンプルアート」等、アート作品の販売・受注制作。
ハンドメイド「テディベア」「パステル画」の販売。

WEBチケットにて、ワークショップや個別レッスン等を取り扱いしています。
また、通信事業として「おすそわけ光&モバイル」を併設しており、光回線と格安SIMの提供も行っております。

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資格・免許
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「雲流る 」美瑛

M8号(455 × 273mm) 日本画
2018年制作 
額縁ゴールド 547 x 365mm

 

【日本画】とは

明治以後にヨーロッパから入った西洋画に対し、日本在来の技法・様式による絵画のことをいいます。
彩色画や水墨画等の区分があります。
彩色画の場合は、墨の他、岩絵具を主として、若干の有機色料を併せ用い、一色ごとに膠という動物性タンパク質の接着剤と練り合わせ、絵の具を作ってから制作する、手間と熟練の技が必要になる絵画技法です。
絹・和紙・板などの上に毛筆で描きます。

「日本画」の名称が生まれる以前に描かれた絵には「大和絵」や「浮世絵」等と呼ばれるものが数多く残されています。
それらは伝統的に、輪郭線があり、写実的というより様式美が尊重され、陰影をつけず、色調や表現がシンプルであるのが特徴といえます。

近年の日本画作品は、西洋画の影響もあり、絵具を厚く塗り重ねた表現や写実的な描画、抽象的な描画等、伝統的な技法にとらわれない多様な表現も多く見られるようになりました。
現在「日本画」としての区別は、様式というよりも、使用している画材と技法によるところが大きくなっていますが、膠に変わる新素材や、従来の日本画の技法にとらわれない作画方法を取り入れる画家も増えており、「日本画」というカテゴリーがボーダレスになりつつあります。

 

【佐藤宏三】画伯について

日本画家 佐藤宏三画伯は、新たな表現手法を試みつつも、材料や技法に関しては 古来からの伝統的な材料と技法にこだわり、手間ひまを惜しまず何百年先も劣化しない歴史に裏打ちされた伝統手法を踏襲しています。

一見、従来の日本画とは印象が異なる表現ながら、材料と技法は平安時代からの大和絵の手法を受け継ぐ、古くて新しい表現が佐藤画伯の作品の特徴です。

【公式サイト】https://kozo-sato.art/

 

「桜花」シリーズ

「桜花」No.1 「桜花」No.2 「桜花」No.3

風景画

肖像画(ポートレート)

屏風「鎌倉長谷寺紫陽花屏風」


【日本画の画材】

……重要な日本画の基底材のひとつ。絹目を利用して裏側から彩色や箔を貼る等いろいろな表現が可能。
絹に描いた絵を絹絵あるいは絹本(けんぽん)といいます。

紙(和紙)……絹と並んで最要な日本画の基底材のひとつ。紙は他の基底材に比べると比較的長期の保存に耐えられ扱いやすいため、現代日本画の中心的な素材でとなっている。紙に描いた絵を紙本(しほん)といいます。

……煤(すす)を膠や香料等で練り上げ、乾燥させ固めたもの。硯(すずり)にて水と一緒に摩り下ろして使用します。

天然岩絵具……天然の鉱物を細かく砕いた絵具。天然の鉱物であるため、不純物が混入したり色調が若干異なったりしますが、それが天然岩絵具特有の深い色合いを生み出します。材料を天然のものに依存する為、その多くは高価となります。
岩絵具そのものに接着性はないので、膠液(にかわえき)を加えることにより支持体に定着します。
原料とする鉱物が同じでも、粒子の大きさによって色の濃淡が変化します。
また原料とする鉱物の違いだけではなく、①絵具を溶いた上澄みをすくって沈殿の時間差で粒子の大きさを分けたり、②焼いて酸化させることにより黒っぽい色を作り出したり、③水晶末を混ぜることで発色を鮮やかにしたりと、様々な工夫により様々な色合いを表現する事が可能です。

新岩絵具……着色ガラスの粉末のようなもの。フリットと呼ばれるガラス体質に金属酸化物を混合し高温で焼成してつくられた色の塊(新岩)を、天然岩絵具と同じように粉砕・精製してつくられた岩絵具。
耐久性に優れており、品質が安定して種類も豊富ですが、不純物が少ないため天然岩絵具とは色合いの深みが異なります。
また天然岩絵具のように焼いても色の変化は起こりません。


天然岩絵具


新岩絵具


岩絵具と絵皿

胡粉……牡蠣・蛤・ほたて等の貝殻からつくられた白色絵具。主成分は炭酸カルシウムで、微粒子でなめらかな艶のないマットな質感が特徴です。 現在使用されている最高品質の胡粉は、天然のいたぼ牡蠣(かき)の貝殻で製造されたものです。
岩絵具同様、胡粉そのものに接着性はないので、膠液を加えることにより支持体に定着します。 
胡粉の用途は幅広く、日本画絵具の中でも重要な絵具です。

染料……動植物から抽出した色素を絵具として使用する天然染料。そのままで絵具として使用できないものは色素を胡粉や石灰に吸着させて絵具にします。

……身近にある土を水干して黄土や朱土として使います。これも岩絵具同様、接着性はないので、膠液を加えることにより支持体に定着します。

……獣や魚の皮や骨などのタンパク質を煮て取り出したゼラチン。古くから接着剤として使用されています。日本画に使用する絵具類は素材そのものには接着力が無いため、この膠を使って画面に定着させる必要があります。
主に三千本か鹿膠が多く使用されます。細かく折った膠と水を膠鍋(にかわなべ)に入れ湯煎で溶解させます。
膠が多すぎると絵具がひび割れしやすく、少ないと剥落しやすくなります。


胡粉・乳鉢


膠鍋・膠


……金属を薄く延ばしたもの。金箔・銀箔・プラチナ箔等があります。箔をそのまま画面に貼るほか、野毛(のげ・細い糸状に切断して画面に撒く)や砂子(すなご・箔を細かく粉のようにし砂のように蒔き散らす)といった伝統的な技法があります。

……箔を粉状にしたものを泥と呼び、箔同様に金泥・銀泥などがあります。これらも接着には膠液を使用します。

筆・刷毛……線描や彩色をするための重要な道具。用途に合わせた材料にて使いやすい形に改良され、多種多様です。穂の材料には獣毛が多く使われています。


金箔



 

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