クレイの効果と歴史

クレイは、血行促進やトラブル肌の活性化、ストレス除去などの作用があり、 さまざまな症状に対応する強力な自然療法として広く使われています。

その歴史は何千年にもおよび、古代エジプトではクレイの薬効が知られ、 クレオパトラも美容に取り入れていたと伝えられています。 また、ヒーリングや儀式にも用いられてきた記録があります。

中世ヨーロッパでは、大腸感染症の一種である赤痢の治療にも活用され、 現在では、自然療法やホリスティックケア、エステ、スパなどで広く利用されています。

クレイフェイスパックの基本的な使い方

1. 塗布

   • 適量のクレイを手に取り、顔全体にやや厚めに伸ばします。

   • 目・眉・口の周り・生え際を避けて、素早く塗布してください。

   • 洗顔は不要ですが、メイクは事前に落とし、余分な水分を拭き取ってください。

2. 放置

   • 5〜10分ほどそのまま置きます。

   • 乾燥してきた場合は、水スプレーなどで水分補給してください。

3. 洗い流しと保湿

   • クレイが完全に乾く前に、水またはぬるま湯で洗い流します。

   • 使用後は、化粧水などでしっかり保湿してください。

部分パックとして、小鼻の毛穴など気になる箇所に重点的に使うことも可能です。

クレイバス（入浴）

1. 準備

   • 30〜60gのクレイを38〜39℃のぬるめのお湯に入れ、よくかき混ぜます。

2. 入浴

   • ゆったりと入浴し、クレイのミネラルとマイナス電解質が毛穴の汚れを吸着するのを待ちます。

   • 吸着した汚れは、シャワーで簡単に洗い流されます。
      

ボディパックの方法

1. ペーストの準備

   • クレイ大さじ2杯を少量の水でふやかし、耳たぶくらいの硬さにペースト状にします。

   • クレイと水の比率は、クレイの種類や季節により調整してください。

2. 塗布と洗い流し

   • 全身にたっぷりと厚さ1cmほどに塗り、10〜15分ほど放置。

   • 乾く前に水またはぬるま湯で洗い流します。

チューブタイプのクレイなら、そのまま手軽に使えます。
 

注意点

• クレイは再利用しないでください。

  • 汚れを吸着する力が強いため、再利用は避けてください。

  • 特に入浴剤として使用した場合、次の入浴者のためにも使い回しは厳禁です。

• 使用中の体調変化に注意

  • 体調がすぐれない場合や気分が悪くなった場合は、すぐに使用を中止してください。

  • ペースメーカーなどの金属が体内にある方は、その部分を避けてください。