陶器でつむぐ物語
北海道の中心部の森に近い、築約50年の元公営住宅を工房にして陶や絵や詩や物語の制作をしています。昆虫や動物や植物などの生き物と身近に暮らし、冬には雪がたくさん降る自然が豊かな土地の暮らしを味わい偉大さにくじけながらも、それが今の創作の養分になっています。
生活の中にあふれる生き物たちの気配や、旅の記憶や日々の生活の中での感情が、色や形や絵や言葉となってやって来ます。それが誰かの元に届きますように、そして人を励ますものになりますようにと願っています。
こむろしずか
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あの国とわたしの故郷はよく似ていて
自然が豊かで人々はおおらか
先住民がいて侵略者が土地を奪った
わたしは侵略してきた人たちのこども
あの国はわたしの国より自由で楽しい
とても住みやすいのに何かが足りない
いつもなぜだかつまらない
次に行ってみた国は
歴史が長くて階級制度のとてもきびしい国
旅行者から見ても激しい差別があるとわかる国
わたしの国やあの国よりもとても貧しい
こどもたちの目はわたしの国ではめったに見ないくらいにきらきらと輝いていたし
そのこどもたちの中には
わたしの国ではめったに見ないような嘘をついたりずるいことをするこどももいた
幼いのに生きることに疲れ切って
すべてを諦めてしまった老人のような目をしたこどもを見かけることだって少なくなかった
でも何かがとても豊かだった
女性たちは色とりどりの民族衣装を身にまとい
男性たちもよく民族衣装を着ていた
まるで花が町の中を動いてるみたい
人々の生活の様子がとてもよく見えた
足りないと思っていた何かがそこには沢山あるのだけれど
まだ言葉が見つからない
好きな小説家の旅の記憶
歴史が長くて芸術で有名な国のこと
お金のないおじいさんでも夕方になるとジャケットを羽織る
お金がないからそこらへんの椅子に腰掛けて
お金がないから道行く女性に声をかけるしかできないけど相手にされない
それでも毎夕同じことをしているっていう話だったっけ
生活の中にスタイルがあったって話
その国にあってわたしの国に足りないもの
探していたものの名前がわかったよ
スタイル
人よりたくさん何かを持ってる人だけのものじゃなかった
わたしも自分のいる場所でスタイルをつくろう
そしてそれを人と共有したいな
わたしの国にもせっかく綺麗な民族衣装があるから
なるべく特別じゃない時に着てみよう
華やかで自分も周りにいる人も明るくなるようなものを選んで
高価な器がなくても
一日のうち五分ゆっくり座って
お茶を飲むのもスタイルだと思う
でももし本当に好きな陶器を見つけたら
一つ手に入れてみてください
スタイルを持つことは
生活を大切にすること
生活を大切にすることは
生きることを大切にすること
生きることを大切にすることが
生活を大切にすることなら
スタイルを持つことは
生きることを大切にすること
だったら
スタイルを持つことで
戦争とか無くならないかな
頭の中お花畑って言われても
それしかできないし
そこからしか始められない
足元の小さな生活が愛おしく美しいものだったら
これを守りたいって思わないかな
戦争が始まったらやめようって言わないかな
戦争しようって思わないんじゃないかな
だから生活の中にスタイルをもっと作りたいのです
生活を大事にすること祈ることは同じだと思っています。
こむろしずか
北海道札幌市生まれ、札幌の隣町の広島町(現北広島市)育ち。
子どもの頃にアニメのムーミンを見ていたら母が「スナフキンみたいな人が好き」と言ったのをきっかけに、じぶんもスナフキンみたいになりたいと思う。
盆踊りが好き。洋楽好きから、英語、ダンスが好きになる。
大学は英文科へ入学、その後教育社会学部編入。ジェンダー、不平等、格差、民族など専攻。在学中にオーストラリア人のヒッピーの女の子とルームシェアをしたり、アイヌのお祭りで始めてアイヌ文化や招待されていたオーストラリア先住民のアボリジニに出会いその文化の美しさに感動して、光が当てられない側の中にある美しいものを見たいと思うようになる。
大学卒業後は旅をしてから自分のやりたいことを決めることにして、留学したかったけど叶わなかったので、働きながら国内やオーストラリア、インドなどを巡る。
オーストラリアはものすごくいい国で旅もしやすかったし、オーストラリア人は楽しむのも遊ぶのもきっと世界で一番くらいに上手で、何しろ自分たちでそう言ってるくらいだから、なのにいつも何かがここに足りない感じがする。
その次に前から気になっていて、なんとなくいきたいと思ってたインドへ古典舞踊を習う目的を見つけてインドへ行く。あれだけ憧れていたインド舞踊は、じぶんにがっかりするほどまったく夢中になれなかったけど、その代わりにわざわざ外国で舞踊を習うなら、自分の国の踊りを習っても良いのかも知れないと思って、帰国してから日本舞踊を習い始める動線になった。
インドは旅をするにもあらゆる場面でタフさを要求されるし、カースト制度があって人々の間に明らかに大きな差があるのも、とても大変そうにしている人たちもいるのも、この国を通りすぎるだけのわたしにさえも簡単に分かった。だけど同時に人の生活の様子もよく見えるすごく豊かな場所でもあった。歴史や宗教や文化の違いかな?と思ったけど、その言葉じゃ言い当てられない何かがある。あれはなんだったんだろう。
その頃、吉本ばななさんの著作をよく読んでいて、イタリアで人気の小説家はイタリアではお金のないおじいさんでも夕方になったらジャケットを羽織って、お金がないからそこらへんの椅子に腰掛けて、通り過ぎる女の人に声をかけることしかできなくて誰にも相手にされない。だけどそれを毎日繰り返している。その光景がすごく良かった。イタリアにはスタイルがあった。日本にももっとスタイルがあったらいいと書いてあるのを偶然に読んだ。
スタイルだ。
オーストラリアに足りなくて、インドにたくさんあると感じたものは。
切なくて、かっこ悪くて、苦くて酸っぱいおじいさんの物語なのに、その中に自身を最善で生きるひたむきさや、強さや、誇りや、美しさがあって、それに惹かれてそのくだりを繰り返して読む。
スタイルがあることは、どんな自分でも、どんな境遇にいても、自分が自分でいていいと思えること、自分を最大限に生きること、それは他者が他者でいていいと思えることでもあるのじゃないかと思いを馳せる。
わたしも自分の住んでる場所にスタイルを作りたい。
スタイルは暮らしの中にあって、暮らしで作られて、暮らしから始まって、暮らしからなら始められると思った。自分で選ぶことのできない難しいことに出会う時も、暮らしが人を生かして、支えて、再生させる。強さと力になるから、暮らしの中に美が欲しい。
暮らしを作って人と分けたい、そう思ってもどうしていいか分からなくて、偶然始めることになった陶芸の最初の絵付けはドラえもんを描いた。高校を卒業して12年ほど経って、それなりに好きだった絵も全く描けなくなっていた。
北海道の中心部の森に近い、築約50年の元公営住宅を工房にして陶や絵や詩や物語の制作をしています。昆虫や動物や植物などの生き物と身近に暮らし、冬には雪がたくさん降る自然が豊かな土地の暮らしを味わい偉大さにくじけながらも、それが今の創作の養分になっています。
生活の中にあふれる生き物たちの気配や、旅の記憶や日々の生活の中での感情が、色や形や絵や言葉となってやって来ます。それが誰かの元に届きますように、そして人を励ますものになりますようにと願っています。
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サイト運営責任者 | 小室静香 |
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